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2007年8月 Archive

ELLE撮影

明日からまたNYです。でも今日は朝からELLE撮影です〜〜〜はんぱないです。
富士山の方まで二時間かけて行ってきます。しゃいしゃいしゃい〜〜〜。

phuket / thailand / Nha Trang / vietnam / hochiminh

今日の朝7時30分に海外出張から帰ってきました。もう体がボロボロです。またいつものようにハプニングがたくさんありすぎて最高でした。(爆)疲れがひどくて死んじゃいそうです。
3日後にはNYです。みなさん宜しくお願いします!!今回マッサージ、フェイシャル、フットマッサージに23回行きました。新記録です(笑)

テリーのdeodorant(デオドレント)コマーシャル撮影もうまくいきました。皆さん世界各国でTerry Richardsonが監督していコマーシャルを見たことがありますか?僕の一番好きなコマーシャルはイギリスで放映されているインターネットのコマーシャルです。2003年のイギリス映画の28 Days Later... のカメラマンAnthony Dod Mantleと一緒に作った作品はまじやばいっす。撮影も最高に楽しかったしね!!テリーファンに彼が作ったミュージックビデオ、コマーシャルをみせてあげたいです。コマーシャルはやっぱりスチールと違い規模がでかいですからね。働いてる人の数も多いときで100人以上いますからね。でもテリーのパンク、メタル、クレイジー、loveが1分から3分にまとまっているコマーシャル早く見たいな!日本でテリーを使うのは度胸がいるな〜!無理だろうな〜?まあこんなことはいいとして早く彼の映画がみたいです。その時は僕も役者としてでます。よろしく!

サーフィンできるのは西側のビーチで、西から南西よりの風が吹くとサイズアップし、腰〜胸肩くらいの波はコンスタントにあります。基本的には1日中変わらないオンショアの風波だと考えてよいですが、風が数日強く吹いた後に風がおさまったタイミングを狙うと、コンディションのいい波に出会ええます。また、風が変わる季節の変わり目(10月)も狙い目です。入り組んだ海岸線なので場所によって若干の違いはありますが、波質に大差はなくメローなファンウェイブです。

※波の状態や天候は、その時の状況によって変わりますのであくまでも参考としてご覧ください。


KATA BEACH カタビーチ
SURF度    5点中 5点
RESORT度  5点中 2点
 
プーケットで一番波の期待度・質ともに高いビーチ。サイズもパトンよりひとまわり大きいことが多い。サイズアップして波数も多いときは、センターからのゲッティングアウトがハードになるので、左側の岩場の方から。

飯沢耕太郎 : 写真とことば

art特集もひとまず今回でラストということで、最終回の今日は写真家から少しはなれて、写真を観る立場の人・写真評論家の本に着目したいとおもいます。


飯沢耕太郎・著《写真とことば―写真家二十五人、かく語りき》


「よき写真家は、よき文章の書き手でもある」という序文からはじまる本書は、写真評論家として有名な飯沢耕太郎氏によって編まれた、"写真と向き合う写真家たちのことば"の本です。25人の写真家を紹介するととともに、それぞれの写真ではなく"ことば"に注目するという一見変わった写真批評物ですが、これがまた、写真行為を繰り返す上でなにが重要かを教えてくれます。最近では、「写真家は写真を撮ればいい、自分の写真などについてウンチクや言い訳を言う必要はない」などといった傾向が強くありますが、それは明らかなる間違いといえます。写真は本来こそ「メタ言語的表現」であるわけですから、そこに言葉が付随してくるのはなんら不自然なことではありません。写真を撮れば撮るほど、写真に対する言葉というのは溜まっていくものなのです。そういった自然なことを、本書は再認識させてくれます。


本書でも紹介されている森山大道氏などに関しては、写真界きってのことばの魔術師です。その巧みなことばによる写真分析論を垣間見ていると、氏の有名なフォト・スタイル《アレ・ブレ・ボケ》が如何に小手先の表面的な表現ではなく、根本的な部分から写真という闇を捉えようという意識が見えてきます。ただ《アレ・ブレ・ボケ》をマネしたところで森山大道にはなれないのは、こうした「表現以前の写真への意識、その言語化」の有る無しに大きな違いがあるからに違い在りません。

そう、良き写真家ほど写真を自分なりに言語化している。本来メタ言語的存在である写真ですが、彼らの脳髄では更にメタ写真としての言語が潜んでいるということではないでしょうか。それなしでは、メタ・ランガジュージは有り得ないと、こうくるわけです。


本書はテキスト中心ですから、中身の紹介をし出すとキリがありませんので、少しでも興味を抱かれた方は本屋さんで手にとってみてください。まだまだ手に入りやすい本です。写真入門書として、これから写真を学んでいこうという若者には必須と呼べる本でしょう。


ということで、今回でart特集には一区切りをつけることになります。
これまでご愛読いただきました皆様方、ありがとうございました。


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

鬼海弘雄 : ぺるそな

鬼海弘雄氏は、浅草に来る人々を三十年以上撮り続けている奇特な写真家です。


ハッセルブラッドで切り取られた人々のポートレートは、ていねいな焼き加減のモノクロ写真として昇華され、氏のコメントとともに写真集として編まれています。と同時に、その特性を最大限に生かしているのは何者でもない、氏の腕の良さなのでしょう。技術面もさることながら、ていねいなプリント上がりからは、写真へはもちろんのこと、被写体への愛すら感じます。長年同じ場所で同じテーマで撮っているだけに、鬼海氏が街に溶け込んでいる自然さもまた、これを優れた一冊にしている要因に違い在りません。


ブローニー判特有の粒状性の良さが人々の肌を一層引き立て豊かにし、写真の記録性という面においてもきわめてレベルの高いアーカイブとして評価できる「ぺるそな」。とりわけ有名人なわけでもない、ただ浅草に訪れた人々を「撮り集め、並べ、人に見せ、その結果として人を魅せる」、そのことの難しさを想像するのは容易いこと。それをこの一冊が可能としているのは、上述した点もさることながら、一枚一枚に付随された氏のコメントにどうやらヒントがあるようです。


これは最近の写真集なのであまり中身を紹介するのは作者に申し訳ないのですが、ひとつだけ例を挙げさせていただきます。


《四十七年間ヒゲを伸ばし続けているという元沖仲仕 2001》
※クリックで別ウィンドウにて拡大されます


このように、少し変わったコメントがついています。たった1行のコメントに過ぎませんが、その1行がその人物の人生の一片をふと妄想させてしまう。そこが、この写真集の面白みのひとつでもあります。とにかく何十年も撮り集めているだけに、この写真集には「浅草にはかくも変わった人々が集まるのか」と思わせるだけの愛すべき奇人たちが集まっています。

そしてなによりもこの写真集において奇妙でもあり、興味深くもある点。それは、モノクローム故の《時間の喪失》でしょう。氏の撮り集めた写真は時代を超越するかの如く存在しています。2000年に撮られた写真がまるで70年代であるかのように見えたり、その逆も然り。


同じ人物を十数年区切りで数回撮影しているものもあり、それらを観ていると人間の変化を思い知らされますが、どこか他の部分では、同一人物であるにもかかわらず、"彼ら"と称したくなるほどにそれぞれが一個体の被写体として独立して見えるのも不思議なところです。これも、アーカイブとしての記録写真であるが故の倒錯なのでしょうか。


ポートレート写真集において、ここまで観させられるものはなかなかありません。


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

同人誌・KEN

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1970年発刊のもので、「KEN」という同人誌がありました。発行人の内藤正敏氏を中心として文化人が集まり、みな好き勝手にいろいろと掲載するというもので、写真家では荒木経惟氏、森山大道氏、中平卓馬氏、東松照明氏と、70年代日本写真黄金期の主を担っていた蒼々たる顔ぶれがここでは、ただ写真というだけではなく多角的な表現を試みています。

たとえばその最たる例が、荒木氏のもの。イラスト好きでも知られる氏ですが、ここでも「いま頭にきていることは?」と題打って、たくさんのコミカルな裸の女性のイラストが描かれています。その女性のオマタからセリフ枠が伸び、タイトル通りのさまざまな庶民の叫びが集約されています。


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荒木氏のイラストは、ズルいですね。愛嬌があり、かわいらしいです。ほかにも中平卓馬氏は対談で熱論していたりと、好き放題やっていて楽しそうです。

気になる森山氏は、やはりいつも通りにクールな写真連載ですが、当時の紙の質や印刷具合がとても良い案配に"モリヤマ・テイスト"を演出しており、実にたまりません。以前、伝説の同人誌「PROVOKE」の第二号を手にとって観たことがありますが、そのときと似た衝撃です。今と比べて当時印刷技術がどれだけ劣っていたとしても、やはり当時のものは当時出たカタチが最も適していますし、作者の思いと観る側の感動にズレがないというか、感性を共有できる感じが、復刻版などにはないものなのでしょうね。


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実に奇妙な一冊です。


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

藤代冥砂 : もう、家に帰ろう

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写真家・藤代冥砂氏による、妻でありモデルである田辺あゆみさんを撮った写真集。ページには写真と、それをどこで撮ったか、そして1行ずつのコメントが入り、独特のペースで展開してゆきます。

写真家・中平卓馬氏も言っているように、本来写真とはメタ・ランガージュとして存在する一面がありますから、写真に言葉を添えるというのはどこか反則のような気もします。でもそれが許せてしまうのは、奥さんへの愛がそれによって更に相乗的な効果を生み出すからでしょう。愛の前ではなんでも許せてしまうのが人の心情のようです。


心を許せる相手だからこそ、見せることのできるユルさや絶妙な表情。まっすぐにレンズの先を越してお互いが見つめ合っているのがはっきりと伝わってきます。荒木氏の言葉を借りるならば、「男と女の間には写真機がある」ということなのでしょう。写真集のもつ特性として、「編むことで写真家の思いを伝えることができる」というものがあると思いますが、これもまさにその性質を最大限に引き出すことに成功している一冊。


惜しむらくは、写真に添えられているコメントが撮った当時に残したものでなく、編む段階で記憶を思い出して綴っているということ。どうしても写真とコメントとのあいだに温度差を感じてしまい、勿体なく思ってしまいます。それでもその温度差・時間差を生かしてラストをうまくもっていこうと意識しすぎ、ラストが嘘っぽく無理矢理な構成になってしまったのは残念です。それでもステキなラストではありますが、ここで突き抜けるような、終わりのない終わり方をしてくれたら、それは荒木氏の「センチメンタルの旅」のような傑作になったことでしょう。

愛する人を撮ることの素朴なよろこびを再認識させられる一冊です。


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

【staff告知】website server 移管完了

ここ3日ほど更新がなく、申し訳ありませんでした。実は密かにwebsiteのサーバを他サーバに移管させる作業を行っていました。度重なるサーバーダウンに、とうとうサーバ乗り換えを決意したのが先月末。少しずつ慎重に全てのデータを移管し、ブログもこの3日ほどでようやくすべて移行されました。

慎重にやったので、その間にサイトが見れない等の障害はほぼ無かったと思いますが、もしそういった場面に遭遇された方がいらっしゃいましたら、この場でお詫び申し上げます。

ブログの方もまた再開されますので、新しく生まれ変わった"keiichi nitta photography"そして"keiichi nitta blog : Everyday is like Sunday"を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


posted by tomo (keiichi nitta studio)

孤高の写真家・深瀬昌久

今日は深瀬昌久という写真家を紹介します。氏は60年代後半〜90年代初頭まで活躍した日本が誇る写真家の一人ですが、意外にもこの日本ではあまり知られておらず、"知る人ぞ知る"という不幸な代名詞を必要とする写真家です。むしろ海外での評価の方が高いのは皮肉的なものを感じずにはいられません。


氏は往年の伝説的写真雑誌"カメラ毎日"を中心に作品を発表し続け、同時代に活躍していた荒木経惟氏と同様、自らの環境の内にあるリアルな被写体を追い求めつつも、然し深瀬の視線は荒木とは正反対の、より意識的に構築された世界で表現として還元させていました。たとえば写真集「遊戯」では、当時の氏とその妻・洋子氏との新婚生活を露わにさせているかと思えば、違う場面では打って変わって、洋子と自らの母を裸にさせ下半身には腰巻きを履かせて黒バックで撮影するといった、広告写真のような展開も見せています。


こうした氏の「現実と非現実の巧みな交錯」は以後の作品にも重要なテーマとして浮上してきます。カメラ毎日ではドキュメンタリー作品を多く発表していますが、たとえばカメラ毎日1966年の11月号では、「職場の中の人間回復」という題で様々な職場で働く労働者たちを描いていますが、その中でも印象的なのは「松下電器電池事業部自己管理室のマジック鏡」と説明書きされている一枚です。笑顔で楽しそうに写る労働者たちですが、その姿はと言うと、目の前のマジック鏡によって湾曲され、ゆがんでいます。姿はもはや人間ではないかの様に歪んでいるというのにも関わらず、その屈託のない彼らの笑顔に違和感を感じてしまうのは僕だけではないはずです。


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カメラ毎日1966年11月号


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カメラ毎日1966年11月号 題 「職場の中の人間回復」より
「松下電器電池事業部自己管理室のマジック鏡」


こうしたironyを含有させる氏独特の錬金術。やがてレンズ越しの対外的な対象だけでは物足らず、ついには自らもその実験対象としてしまいます。二度の離婚を重ね、孤独の内にこもっていった深瀬氏はどんどん寡黙な人間となってゆき、カラスを撮り始めるようになります。来る日も来る日もカラスを追いかけ、カメラ毎日にて断続的に発表していきました。そこの頃からセルフ・ポートレートに関心を持ち出し、得意のフォト・コラージュの素材として自分も登場させています。


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カメラ毎日80年3月号


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カメラ毎日80年3月号「烏・夢遊飛行」より コラージュ作品


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カメラ毎日80年3月号「烏・夢遊飛行」より コラージュ作品
深瀬氏自身もコラージュの素材の一部としてこの頃から登場し出した。


やがて、カラスをテーマとした作品群は写真集「鴉(からす)」として1986年に蒼穹舎から出版されます。ただ孤独にカラスを追い求めた深瀬の写真に写っていたのは紛れもない深瀬自身でした。モノクロとカラスは見事に当時の深瀬の心を反映させ、とめどもない悲しみと儚さが伝わってきます。写真集ラストの一枚は布団をマントのように身にかけた浮浪者の後ろ姿ですが、もはやこれはカラスとしか見えません。深瀬の眼はこの頃、カラスを狩る者として、すべての事象がカラスにとって変わって見えていたのでしょう。その視線が生々しく伝わってくる一枚です。この「鴉」、日本の写真史においても大変貴重な一冊として評価されており、発売から20年しか経っていないにもかかわらず、市場での価値高騰は歯止めを知らないのが現状です。


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「鴉」海外版 「The Solitude of Ravens」


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「鴉」海外版 「The Solitude of Ravens」よりラストカットの浮浪者


こうしてカラスシリーズに終止符を打った深瀬は、そのあと急に目標を失ったかのように力を失ってしまいます。この頃から彼は、被写体を失ったにも関わらず、とめどもなく常に吹き出していた写真欲をどうにか解消するためか、自然とセルフ・ポートレートの類を撮るようになります。

ゴールデン街にて会った人と、舌と舌とを絡み合わせたところを撮った「ベロベロシリーズ」。風呂桶に浸かった自分を丸一ヶ月撮り続けた「ブクブクシリーズ」。そして、様々な土地でその背景をバックにしながら顔の一部や足などをフレームに入れて撮った「私景シリーズ」。どれも深瀬氏自身が被写体の一部として登場してきます。この頃、自分を撮るのが楽しかったようで、四年近く全ての写真に自分をフレーム・インさせて写していたようです。


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hysteric glamour刊 「bukubuku」


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hysteric glamour刊 「bukubuku」より一部


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岩波書店 「日本の写真家34 深瀬昌久」


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岩波書店 「日本の写真家34 深瀬昌久」より 「私景シリーズ」


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「日本カメラ」92年三月号・切り抜き資料より 「私景シリーズ92'」 一部カット


こうして、氏はだんだんと写真の世界に自分が入っていきました。思えばブクブクシリーズで写真という母の胎内に還っていき、私景シリーズでその産声を上げたようにも感じられます。実際、氏は私景シリーズ92'の個展のすぐ後で、不慮の事故によって写真家生命を断念せざるを得なくなってしまいます。そこから氏の情報は、老人福祉施設にて過ごしているということの他はなにもありません。まさに写真にのめりこんでいった結果、自ら自身をも崩壊させてしまった壮絶な写真家でした。


この時代の写真家たちは、みな命を懸けて写真に取り組んでいたように思います。中平卓馬然り、荒木経惟然り、森山大道然り。中平は一度記憶を失うまでに写真に取り憑かれていましたし、荒木は自らの母・父・妻の死すらも被写体にし、そこからエロスとタナトスをいっしょのものとしてエロトスを表現し続けています。森山大道もまた、「写真よさようなら」でそれまでの写真に在った前提条件、「人は意味を持って写真を写し、だからこそ写真に写るものにはなんらかの意味がある」を覆し、まったくの無価値・無意味の写真を構築してしまい、その後数年はまったく写真を撮らなくなっています。


それほどまでに写真に取り憑かれ、それぞれの主観と価値観で、違う道を進みながらも、誰よりも写真を愛していた70年代の写真家たち。彼らと比較すると、どうしても今の時代の写真の力の無さが悲しくなってきます。あの頃のようなハングリーな熱情は、飽食と言われる今の時代には古いのでしょうか。今こそ、彼らと同じく、写真と心を交わし、自ら骨を断ち肉を切る思いで写真に立ち向かっていきたいものです。


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猫好きで知られる深瀬氏は猫の写真も数多く出しています。
左 : 「猫の麦わら帽子」 右 : 「サスケ!!いとしき猫よ」


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

森山大道 : KAGERO & COLORS

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森山大道氏の伝説的ヌード写真集「蜻蛉」がPower Shovel Booksより復刻刊行されたようです。氏の唯一のヌード写真集として有名な一冊ですが、そのこともさることながら内容はというと"SM緊縛"。すさまじいです。以前Power Shovel Booksから氏のこれまた超伝説的写真集、「写真よさようなら」が復刻されていますが、まあ、Power Shovel Booksの場合は復刻というよりかはリメイクと呼んだ方が良いでしょうか。プラスアルファ的要素をつねに加えているようで、今回の場合は「蜻蛉」+「70年代ヌード作品」のコンバイルだそうでやる気が伝わってきます。まったく同じ内容の完全復刻も良いことですが、新しいものを作り出すっていうのも意欲的でステキですね。この機会に日本が誇る70年代日本写真全盛期の一片に触れてみるのも良いかもしれません。


KAGERO & COLORS
(カゲロウ&カラーズ)

著者:森山大道
発行:パワーショベル
発売:星雲社
版型:370mmX265mm
  (ハードカバー)
ISBN:978-4-434-10802-0

7,350円
(本体価格7,000円)


LINK → KAGERO & COLORS


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

BOB RICHARDSON

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TERRYの父、BOB RICHARDSONの写真集が届きました。これは世界で七冊だけのSPECIAL EDITION。貴重です。なかは、彼が撮ったファッションフォトを、雑誌からそのまま取り入れたものから、新聞の記事などなど、いろいろなスタイルでのBOB PHOTOを詰め込んだ、まさに「BOB BOOK」。ぜひともTERRY の写真集「SON OF BOB」とそろえて本棚に入れてほしいです。amazonだと2007/09発売になっています。ぜひとも手に入れてくださいね。

LINK → amazon.co.jp : Bob Richardson


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

Loretta Lux

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この奇妙なこどもたちの写真。どこか違和感を感じずにはいられない、これらを撮ったのはドイツの女流写真家、Loretta Lux(ロレッタ・ラックス)です。彼女はデジタルという最新の技術を駆使しながら自らの世界観を描き出す作家。よく見てみると、背景との調合に違和感を感じます。そう、彼女はこどもたちを撮って、その写真を人物のラインに沿って切り抜き、違う背景にPC上で合成しているのです。この手法は、あたかも「不思議の国のアリス」でアリスが薬やクッキーを食べて背が大きくなったり小さくなったりするように、本来の均衡のとれた世界とは一歩離れた、おとぎの国であるかのような表現を可能にしています。


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ドイツの写真家たちはこのように、本来であれば伝統とは間逆のものとして異端として扱われているデジタルをなんの抵抗もなく表現手段のなかに取り入れたりと、なかなかにして興味深い実験を重ねています。アンドレアス・グルスキーなどもそうです。彼らのそうした経緯を見てみると、もはや写真家は純粋に写真のみを追い求めるものではなくなったのではないか、とも捉えることができます。表現芸術の中での「写真」というツールを使って「アート」する。つまり、「写真」で「写真」をする時代ではなく、「アート」する上での「写真というツール」に。もはや写真も「絵にとっての筆」のような存在になってきているということです。おもしろい時代になってきたと思います。

LINK → Loretta Lux Offical


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

ellen von unwerth : revenge

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ellen von unwerthは変わった経歴を持った女流写真家。20のときにモデルとなり、パリでは有名なモデルエージェンシー"エリート"の所属するものの、10年間ものあいだ腰を据えてわかったことは、「モデルは短命である」ということでした。そんなある日、彼女の元に一つの転機が。1984年に彼女がドイツの雑誌"Jill"のモデルとしてケニヤに派遣され、そのとき彼女はカメラを持って行き写真を撮りました。その写真をJillに持ち込み、掲載されたところから彼女の写真家としての第二の人生が始まりました。そこからは、その写真をキャサリン・ハムレットに持ち込んだら気に入られてキャンペーンの仕事を任されたりと、もともとファッションの世界に生きていた人間ですから、おのずとファッションフォトを撮るようになっていきました。

これは、そんな彼女の写真集のうちの一つ。写真のみで進行するフォト・ストーリーを展開させ、人間に潜むセクシャルな欲求を探求しています。 ストーリーは、強いインパクトを持つサド・マゾ的エッセンス。 3人の若い女性が男爵夫人の領地に週末の気分転換にと招待されますが、男爵夫人、運転手、使用人たち は彼女達の想像を越えた展開を考えていた、という展開になっています。飽きることのないそのストーリー性もさることながら、彼女独特のセクシーフォトは一見の価値があります。

ファッションのひとつのあり方として、ストーリーとともに服を見せる。そんな、とてもうまい構成になっています。一度チェックしてみてくださいね。


LINK → amazon.co.jp : "revenge" by ellen von unwerth

LINK → STALEY WISE GALLERY : ellenvon unwerth 'revenge'


Posted by TOMO (keiichi nitta studio)

VICE PHOTO ISSUE

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むかし僕も出たことのあるVICE MAGAZINEの新しい号が出ています。いま出てるのがPHOTO ISSUE。普段より大きめのサイズで写真も迫力あります。毎号、世の中の裏側にCLOSE UPしている雑誌なので濃い濃い。興味ある方は探してみてくださいね。FREE MAGAZINEなのでなくなったら終わり!!セレクトショップとかにあるみたいです。みんな、急げーー。


LINK → Vice Magazine - Current Issue

Welcome to Tokyo, MACE

mace

今朝5時30分で気温は30度ありました。どういうことでしょう?このまま気温が上がり続けるのではないでしょうか?僕たちが住んでる地球のことをもっと深く考えないといつか大変なことになっちゃう気がします。真夏だね〜!!市民プールに行きたいけど市民プールに入れないこの差別感を最近感じてます。やっぱ海しかないか〜!!


昨日から友達のサーフトリップ話を聞いてます。宮崎は最高だよ〜〜〜だって!行きたい!
今朝も演出家の若槻氏から電話があり北海道はやばいぞ〜〜〜だって!行きたい!
みんないいな〜 サーフトリップしたいな〜 


午後にNYから友達が来るので車でピュピュッと成田空港に迎えに行ってきます。明日もピュピュッと成田空港に行かないと、、三日連チャン成田空港ストーリーの始まりです。(笑)
今夜はすき焼きだぞー!!メイスを連れて六本木のギャルパーティー、WOMBにかる−く繰り出そーかな。(笑)


今週の土曜日から海外出張です。なんと飛行機に8回も乗っちゃいます。今から考えるだけで苦痛です。今月の終わりにはNYCにも行かないといけないので忙しくなるなー!
9月10日に行われるMARC JACOBSの春夏コレクションは今から楽しみです。

MARC BY MARC JACOBS Harajuku Store
[ADRESS] 渋谷区神宮前4-25-18 エスポワール表参道アネックス2
[INFORMATION] 03-3794-9203
http://www.marcjacobs.com/

MARC BY MARC JACOBS の原宿店には行きましたか?とにかく大きいお店です。
建築家ステファンはとても良い仕事をしたと思います。かっこいいお店でした。それにしてもあのTVスクリーンはでかいなー!

今日も元気にいきましょう!

【staff告知】GET ON! / ELLE JAPON 最新号発売

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暑い日々が続いております。皆様、日射病にはお気をつけ下さい。。。

さて、新田撮影の最新号が続々と出ております!まずはRude Galleryのシックな世界観をバッファローやトカゲ、タカなどの剥製とモノクロで描いたGET ON ! 九月号。とても迫力ありますので是非チェックしてみてくださいね。続いて、ELLE九月号。こちらはmarc by marcjacobsの新作をかわいらしく写していますのでCHECKしてくださいね。


posted by tomo (keiichi nitta studio)

8-8

蜂蜂ですね。もう8月8日!!
昨夜の撮影も無事に終了しました。良い物が出来るまで撮り直す!その気持ちが大切。

それにしても暑いですね。朝からSeth(nyc) とMace(nyc)と電話です。最近国際電話を使いすぎです。NYも暑いぞーだって!

今日も午後はミーティング、エディティング、海外出張の支度などなどやることがたくさん
ある。ヨッシャー 鮭を焼いてガッツリ白飯食べました。これからビシビシっといきます。
それじゃ 今日も シャイ シャイ シャイ!!

SLAYER ステッカーを貰っちゃいました。うれ666!(笑)


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BIG-O

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big oooooooooooo!!!!!!!!!


LINK → PHENOMENON

上半期07 Last shooting

今日も暑いですね。朝から昨夜作ったマーボ豆腐をまた食べちゃいました。
今夜は上半期ラストの撮影なので頑張ります。PHENOMENON のタイアップです。
今日から毎日一緒に働く仲間が加わりました。AKIがんばれよ!!

お昼は3人で家の近くのラーメン屋で担々麺を食べました。このラーメン屋はカスバの近くにありとても大好きな場所なんだけど今月いっぱいでなくなってしまいます。かなり寂しいです。

明後日NYCからMace が来ます。明明後日にはNYCからFrom Terry Richardson Studioの
Seth Goldfarb とすぐにオッパイを見せちゃうAlexが東京にやってきます。
なんだか騒がしい夏になりそーです。僕も彼らに会うのが楽しみです。なんてたってNYの
仲間ですからね!!それにしても濃いメンバーだなー!

南明奈

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HOT MONDAY

や や やばすぎる! It's fucking hot man.
こう繰り返し月曜日がやってくる。ここ最近遊び過ぎで体が壊れちゃいそう。
こんな疲れた日は昼からパワーランチ!250gのプレミアムステーキをがぶりつく。
復活しました!!元気モリモリになっちゃいました。

日曜日は朝から圭介と茨城にサーフィンしてきました。もう最高!今日も乗りましたよー
天気も良くてまた焼けちゃいました。それにしても本当に最高!

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昼1時に東京に戻り友達いのちゃんの結婚パーティーに行きました。おめでとう!

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その後オバカネBBQパーティーに二子玉川の河川敷まで行ってきました。オバカネバーガーはいつ食べても美味しいです。感動をありがとう。でも場所が良くなかったね!次回は僕が
企画しましょう。BBQやるならもっと誰もいない山奥でやりたいね。
二子玉川はもう行けないなー。自然も糞もないマナーが悪すぎでした。ゴミだらけでした。


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夜はまたいのちゃんの結婚パーティー2次会に行き、ワインを呑みまくっちゃいました。
気がついたら3時、、、今度は焼酎を呑んでました。


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こんな週末でしたー! 今週もやっちゃいますか! シャイ シャイ シャーイ。

Christophe Brunnquell

  • 2007-08-04 (土)

昨夜青山ZUCCAのお店Christophe Brunnquellの展覧会パーティーがありました。
なんと彼の作品集に僕がでています。探してみてください。笑っちゃいますよ。

夜はうちでパスタパーティー!!ゲストは金子さん。


Chateau Rouge
Christophe Brunnquell
2007 08 04SAT→-09 06 THU

What are you doing tonight?

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昨夜は友達と稲城の焼き肉屋に食べにいきました。とても美味しかった。その後うちに戻りダラ呑み!12時からセルリアンホテルでやっていた55DSLのパーティーにかるく行き、2時頃家に戻り寝る。とにかく暑くて暑くて大変だ!

今日は金曜日!!昼から寿司を食べて家で仕事中。冷房のせいか体がだるい。


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UNIQLO HARAJYUKU STA. BOARD

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原宿駅のボードにUNIQLOの僕とテリーの写真が貼られていました〜〜〜〜。
みんな見に行ってくださいね。一番奥の看板です。

Mena Suvari

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GINZA : ISADORA

  • 2007-08-01 (水)
  • WORK

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昨日はGINZAの撮影でした。MODELは15歳のISADORA。いい感じです。

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